速読脳

「パラテクスト」の重要性を語ってみた話

どうも、神山ケイです。

今回は速読を習得して読書をしていくなかで、一度は出てくるであろう

「パラテクスト」という言葉があります。

 

 

この言葉は知っておいて損はないし、

速読においては重要な要素になることもあるので

ここでしっかりと学んで欲しいと思います。

 

 

そもそもの読書とは?

 

まずは、読書をする上での大前提となる内容ですが、

 

僕たちは、

基本的に読みたいと思った本しか読まないです。

 

僕たちは自分が読みたい!読もう!

と思った本しか手にとって開かないようにできています。

 

 

その理由が、今回の本題である

「パラテクスト」なんです。

 

 

 

パラテクストとは?

 

パラテクストについて辞書なんかで調べると、以下のような説明があります。

テクストにまとわりついている、テクストの一部として認定できる範囲までの衣装。

また、他律的で補助的な言説のこと

 

 

このままだと、なんこのっちゃという感じだと思うので例を挙げると

 

1冊の本における

 

・ジャンル

・作者

・表紙

・本の第一印象

・ページ数

 

などの集合体のことです。

 

そして、僕らはこのパラテクストに基づいて本を選んでいます。

 

 

もっと具体的にみるために

僕たちが本を選ぶときの行動を細分化してみると

 

1,本を読みたいと思う

2、どんな本にするかイメージする

3,書店や図書館にいく

4,イメージした本のカテゴリーの場所に行く

5,表紙を見てみる

6,実際に手に取ってみる

7,タイトル、目次をみる

8.内容をざっと目を通す

 

 

というような行動をとると思います。

 

今挙げた8個の要素はすべて「パラテクスト」に含まれています。

 

僕らはランダムに本を選ぼうと思っていても

パラテクストに左右されて本を選んでしまっているのです。

 

 

完全なランダムというモノは存在しません。

 

例えば、友達に本をランダムに選んでもらったとしても

その友達は「あなたが喜びそうな本」などの

あなたというパラテクストがついた本を選んでいます。

 

 

つまり本の選択を完全にランダムにするには

目を閉じて、無作為に置かれた本を1冊選ぶしかないんです。

(正確には、本の厚さなんかもパラテクストに含まれます。)

 

 

 

もう少しわかりやすくするために

実際の本で考えてみたいと思います。

 

出典元:https://booklive.jp/product/index/title_id/396539/vol_no/001

 

この本は、2016年に発行されて以来、

全世界でも読まれ日本でもベストセラーを獲得した

「サピエンス全史」という本です。

 

 

この本をよーーく観察してみると

・サピエンス全史

・ユヴァル・ノア・ハラリ

・上下巻

・ビジネス書

・人類学

・・・・・・

などなど、様々なパラテクストが存在しています。

 

 

次にこのパラテクストを知った上で

これらを活用していきます。

 

 

パラテクストを活用する

 

どうやってパラテクストを活用していったらいいのか?

具体例を挙げていきましょう。

 

今回の例ならば

ユヴァル・ノア・ハラリという人物が著者になっています。

 

 

 

この人についてすでに詳しく知っている人と

まったく知らない人では

本に対する理解度がまるっきり変わってきます。

 

 

彼が歴史学者ということを知っている人もいれば知らない人もいますし

他にも、軍事史や騎士文化にも精通しているということを知っている人、知らない人もいます。

 

 

これらの情報があるだけでも、

本の理解度が変わってくると思います。

 

 

ユヴァル・ノア・ハラリという人物が歴史学者であるなら、

どこの歴史にフォーカス置いているのか?

中世史が専攻だから、その当たりの話が多く出てきそうかな?

と、前もって情報を持つことができますよね。

 

 

 

さらに掘り下げていくと

・幸福

について論じられていて、これもこの本の重要なパラテクストです。

 

 

 

幸福とはなんなのか?について書かれている

哲学書や専門書を軽く目を通しておくだけでも

理解度には大きく差が出てきますし、知識がドンドン繋がっていきます。

 

 

 

このように、パラテクストを分解してあらかじめ吸収しておくだけでも

本の理解度を簡単に上げることができます。

 

 

 

パラテクスト分解の方法

 

パラテクストですが、効率よく分解していくために

 

・テーマ

・著者

・キーワード

 

を中心に分解していくのがオーソドックスです。

 

 

 

よくある書評などもパラテクストの分解に

ものすごく役に立ちます。

 

 

僕もいくつか書評を書いているので参考にしてみてくださいね。

 

 

まとめ

 

前提となる知識が入っているだけで、

速読をできるかできないかが決まってしまうこともあり

本を選ぶ段階から速読は始まっていると言えます。

 

 

関連する本ばかり読んでいたら、本来の目的から外れてしまって

速読ができなくなってしまうので

かるーーーくネットで調べる程度で大丈夫です。

 

 

 

パラテクストを駆使して、速読スキルを上げていきましょう!!!

ではでは~

 

 

速読で知識を操りながら人生を拡大しませんか?

僕は、「速読を通じて魅力を高め、人生を拡大する」

という理念を掲げて、それを体現する様子を綴っています。

 

もともと僕は小さい頃から本をほとんど読んだことがなく、知識も教養もほぼゼロ。


情報源はまとめサイトやテレビで流れている情報だけで

周りには「教養がない」「常識がない」というレッテルを貼られ続けていました。

 

「なんとかしないといけない・・・」

その一心で学び始めたのが、速読でした。

 

速読を学んだことで読書をするようになり、

こんな僕でも、たくさんの本を読むことを通して、

 

多くの価値観に触れることができたし、

今では、その経験を活かして情報発信をしています。

 

単に速く読むだけの速読には意味はなく、

読書の効果を最大化しつつ人生に活かすことに意味があり

それが、僕が速読をしている理由です。

 

僕が目指すのは、単に本が速く読めるようになっただけの速読で

薄い読書をするような人間ではなく、

 

本から最大限の学びを吸収しながら、知識を操り、自分の魅力を高めて、

圧倒的スピードで成長していける人間です。

 

だから、本を速く読めるようになることはあくまでも通過点に過ぎません。

 

知的好奇心のままに本を読み、

それぞれが夢や目標を叶えて人生を拡大していける世界を

一緒に目指していきたいと思います。

速読で知識を操りながら人生の拡大を目指す、神山ケイの理念

 

僕がどのように速読に取り組み、

どうやってゼロからスキルを磨くことができたのか、

 

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