書評

「学問のすすめ」は意外と学問をすすめてこない

どうも、神山ケイです。

先日、福沢諭吉の学問のすすめを読んでみました。

 

 

1万円札でおなじみの福沢諭吉の書いた、知らない人はいないであろう1冊です。

高校生のときに先生が読んだほうがいいと言っていたのを思い出して、なんだか懐かしくなりました。

まあ、高校時代は読書嫌いだったので読みませんでしたが笑

 

 

今回は、その内容とか魅力とかをザックリ話していきたいと思います。

いきなりですが、あなたはこの本のタイトルをみてどう感じたでしょうか?

 

 

 

 

学問のすすめと書いているのだから、「学問とは~」みたいな学問の重要性を

淡々と事例付きで語っていて、あんまり内容がない場合が多いかなーと思っていました。

が、意外にもそうでもない感じだったので今回記事にしています。

 

 

学問のすすめは何をすすめるのか?

 

僕の感覚では、学問をやれ!という内容は全体の半分もなかったです。

あとは、人としての在り方とか、より良い人生にするための考え方が中心で、

実はそんなに学問しようぜ!をゴリ押ししてるわけじゃなかったりします。

 

 

「学問しよう!」よりも「自分の品格を高めて良い人間関係をつくろう」

っていうこと、つまり「人間性を高めよう」ということが一番の主張だと思います。

まあ、最初は学問の大切さについては書かれていますが。

 

”この人間の世界を見渡してみると、
賢い人も愚かな人もいる。
貧しい人も、金持ちもいる。

また、社会的地位の高い人も、低い人もいる。

こうした雲泥の差と呼ぶべき違いは、
どうしてできるのだろうか。

〜中略〜

賢い人と愚かな人との違いは、
学ぶか学ばないかによってできるものなのだ。”
(『学問のすすめ』ちくま新書、P9〜10、著福澤諭吉)

 

”世の中で学問のない国民ほど
哀れで憎むべきものはない。

知恵がないのが極まると恥を知らなくなる。
自分の無知のゆえに貧乏になり、
経済的に追い込まれたときに、
自分の身を反省せずに金持ちを恨んだり、
甚だしくなると、集団で乱暴することもある。

これは恥知らずであり、
法を恐れない行為である。”
(同じ本、P18)

 

 

学問のない人間ほど、哀れで憎むべきものはない・・・。

なかなかの辛口コメントだと思います。

 

 

 

いまでも、有名人のアンチコメントを書きまくったり、

SNSで他人の誹謗中傷ばかりしている人も一定数いるわけですよ。

そういう人達のことを、彼は明治時代から「恥知らず」と言ってるわけです。

 

 

この本が世の中に出されてから130年以上が経っていますが、

こんな人間が現代でもいるのを見たら福沢諭吉もガッカリするでしょう。

 

 

学問の大切さ以外にはどんなことが書いてあるのか?

 

 

言いたいことはたくさんありますが、大きく二つに分けてみました。

 

1.自分の品格を高めよう

2.いい人間関係をつくろう

 

1.自分の品格を高めようは、

「論語読みの論語知らず」という言葉があるように、ただ単に多くの書物を読んで人と付き合っていては

全く意味が無いし、学問の本質は「学問を自分がどう活用できるか」という所にあると本書には書かれています。

つまち、活用できて初めて見識が身につくということです。

 

 

大学の授業とかはまさにそうで、教授が教科書の内容を黒板にひたすら書いていくだけで

こんなの知ったところで何の役に立つんだ?と。

 

 

学校では倫理学を教えている教授が、遅刻してきた生徒を怒鳴り散らかしてる状況とか

経済学を教えている教授が家計に家計に苦しんでいる状況とかあるわけで

もう何のために学問を学んでいるのかわからなくなってきますよね笑

 

 

 

どんな素晴らしい知識を持っていても、それを活用できないと意味がないし、

机上の空論で終わっている学者に対して、

130年以上も前から福沢諭吉が警鐘を鳴らしていたんですね。

 

 

 

2.いい人間関係をつくろうに関しては、自分の品格があげれば自然といい人が寄ってきます。

なので、常に自分を磨き続けることが大切です。

 

 

人間は本能的に頭のいい人のところや教養のある人を頼りにしています。

だから、読書って自分を磨くには本当にピッタリのものだと思います。

読むことで世界が広がるし、著者の経験を疑似体験できるし、頭もよくなります。

 

 

最近だと、大学生や社会人でも本を読まない人が急増しています。

周りの人は読まないので、すこしでも読めば差を付けることができるし、

速読なんてマスターしたら・・・・

まあ、スゴいことになりますよね笑

 

 

 

 

 

名作を読みたい人への入門書

 

こんな感じで、『学問すすめ』は

ひたすら学問の大事さについて書いてる本かと思いきや、実は、そうじゃない話の方が多いんですよ。

 

 

学問をしろ!と言われる説教じみた本かなと思っていましたが、

以外とそうでもなくて、むしろもう少し学んでみようかな・・・と思わせてくれる1冊でした。

 

 

長い歴史のなかで淘汰されずに残ってきた名著ですね。

こういった長い時代を生き残ってきた本には今のはやりの本にはない価値があると思います。

 

 

現代語訳で読みやすいものが次々と出ているので、

何か歴史的な名著を読んでみたいなーという方にはかなりオススメの本です。

日本人なら一度見ておいて損はないです。

 

 

速読で知識を操りながら人生を拡大しませんか?

僕は、「速読を通じて魅力を高め、人生を拡大する」

という理念を掲げて、それを体現する様子を綴っています。

 

もともと僕は小さい頃から本をほとんど読んだことがなく、知識も教養もほぼゼロ。


情報源はまとめサイトやテレビで流れている情報だけで

周りには「教養がない」「常識がない」というレッテルを貼られ続けていました。

 

「なんとかしないといけない・・・」

その一心で学び始めたのが、速読でした。

 

速読を学んだことで読書をするようになり、

こんな僕でも、たくさんの本を読むことを通して、

 

多くの価値観に触れることができたし、

今では、その経験を活かして情報発信をしています。

 

単に速く読むだけの速読には意味はなく、

読書の効果を最大化しつつ人生に活かすことに意味があり

それが、僕が速読をしている理由です。

 

僕が目指すのは、単に本が速く読めるようになっただけの速読で

薄い読書をするような人間ではなく、

 

本から最大限の学びを吸収しながら、知識を操り、自分の魅力を高めて、

圧倒的スピードで成長していける人間です。

 

だから、本を速く読めるようになることはあくまでも通過点に過ぎません。

 

知的好奇心のままに本を読み、

それぞれが夢や目標を叶えて人生を拡大していける世界を

一緒に目指していきたいと思います。

速読で知識を操りながら人生の拡大を目指す、神山ケイの理念

 

僕がどのように速読に取り組み、

どうやってゼロからスキルを磨くことができたのか、

 

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