書評

ピーターティールの「ZERO to ONE」要約と感想

どうも、神山ケイです。

 

今回は、ZERO to ONEという本の感想を書いていきます。

この本は、現在は投資家でありPayPalの創業者である

ピーター・ティールによって書かれた本です。

 

テーマは、新しい何かを創造する企業をどう立ち上げるか、

ゼロからイチを生み出すためにはどうしたら良いのか、という話が主で

ということで主に起業家に書かれています。

 

自分は起業しないから読まなくても良いやー

と思った方もいると思いますが、

 

実はこの本読んでみると、作者であるピーターティールが

ビジネスのこれまでの時代背景や事例をわかりやすく解説していて、面白いし、

仕事をしている全ての人に役立つような内容になっています。

 

別に起業して世の中にイノベーションを起こさなくても

自分の仕事への見方が変わるような、

仕事のモチベーションを上げてくれるような1冊です。

 

 

隠された真実を見つめること

 

スタートアップなどで0の状態から何か価値を生み出すサービスや

ビジネスを展開していくには、

いかにして他の人が目につかないような価値に気づくことができるか?がかなり重要です。

 

そのための思考法、ヒントとして本書には、

「隠れた真実を見つめること」を1冊の中で何度も書かれており、

いかに真実を見つめることが大事か、

そして多くの人が気づかないか、が記されています。

 

そして、結論からいうと

隠れた真実とは、「賛成する人がほとんどいないこと」

「世の中のほとんどの人はXを信じているが、真実はXの逆である」

 

 

フェルマーの最終定理が解決されたことも、Airbnbのビジネスが誕生したのも

全ては表面的な事実ではなく

その奥にあるものに着目したから実現できたものです。

 

本書には「人生は宝くじではない」という言葉もあるように、

ピーターティールがが一貫してこの本で言っているのは、

全ての物事には原因があり、それを探っていく姿勢が何よりも大事だ

だと感じました。

 

そして、そのための解決策として「自分の頭で考えること」、

今までこうだったからそのままではなく、自分で考えることが大事です。

1999年ごろのバブルである「ドットコムバブル」の時に、

シリコンバレーの起業家たちは以下の教訓を得ました。

 

1、少しづつ段階的に前進すること
2、無駄なく柔軟であること
3、ライバルのものを改良すること
4、販売ではなくプロダクトに集中すること

でもむしろ正しいのはそれとは逆の法則だ。

1、小さな違いを追いかけるより大胆に賭けた方がいい
2、出来の悪い計画でも、ないよりはいい
3、競争の激しい市場では収益が消失する
4、販売はプロダクトと同じくらい大切だ

 

バブルを経験した起業家の一部は、

バブル後に作られた常識に縛られてしまって、失敗していきました。

 

いつの時代も大衆は間違っている、という言葉があるように

大衆の意見に反する行動をとることが逆ハリと言われますが、

自分の頭で考えることが本当の逆ハリであると語られています。

 

例えば、僕は全ての選択肢に理由を持つこと、なんでそれをするのか?

を考えることをできるだけ習慣にしています。

 

そのためには「なぜ?」「つまり?」という言葉をながかけることがオススメです。

 

例えば、このブログも、何でやっているのか?というと、

僕が速読を学んだことで、読書が好きになり読書家になれた経験があるから、

これを広めることで

1人でも多くの読書家が生まれればいいなと思ってやっています。

 

最初から思ったのではなくて、なぜやるのか?を突き詰めて行った結果です。

 

さらに、「つまり?」を突き詰めることで

自分のコンセプトなんかも見えてくるようになります。

 

僕であれば、「速読で知識を操り、人生を拡大する」ことがが理念ですが、

これも自分のやりたいこと、などを「つまり?」で掘り下げていき完成しました。

 

別に起業家ではなくても、隠された真実を見つけること

自分の頭で考える習慣は、どんな仕事をするにしても必ず役に立つと思います。

 

 

 

大なり小なり独占を起こすこと

 

ビジネスをする、起業するとなると、

いかにしてライバルに勝つのか?どうしたら差別化できるのか?と

競争に勝つことを多くの人が考えます。

 

僕はビジネスとかスタートアップの起業なんかは、

激しい競争をするイメージでしたが、

ピーターティールは違いました。

 

同一直線上で勝負したら負け、で

きるだけ市場を独占することが成功するための秘訣である、

というのが本書の主張です。

 

完全に競争になると、お互いが疲弊していき長く稼ぎ続けることができませんが、

独占を起こすことで、長期的に戦うことができ、資金繰りもしやすくなり、

結果的にイノベーションを生み出します。

 

が、独占を起こすと法律に引っかかったりすることを考えますが、

それは見せ方によって大きく変わり、

本当に独占を起こして、ビジネスを有利に進める企業は、

自分たちが市場の中の小さな存在であるように見せています。

 

例えば、Googleは検索エンジンの業界の中では

60%ほどのシェアを誇っていますが、広告業として考えてみると

もっと小さな存在になるし、

アメリカの会社で考えてみると本当に小さな存在になります。

 

市場を大きくみることで、一つ一つの分野を独占していき、

独占を拡大していくことが

自社を大きくしながら、利益を最大化する方法だと感じました。

 

 

 

速読で知識を操りながら人生を拡大しませんか?

僕は、「速読を通じて魅力を高め、人生を拡大する」

という理念を掲げて、それを体現する様子を綴っています。

 

もともと僕は小さい頃から本をほとんど読んだことがなく、知識も教養もほぼゼロ。


情報源はまとめサイトやテレビで流れている情報だけで

周りには「教養がない」「常識がない」というレッテルを貼られ続けていました。

 

「なんとかしないといけない・・・」

その一心で学び始めたのが、速読でした。

 

速読を学んだことで読書をするようになり、

こんな僕でも、たくさんの本を読むことを通して、

 

多くの価値観に触れることができたし、

今では、その経験を活かして情報発信をしています。

 

単に速く読むだけの速読には意味はなく、

読書の効果を最大化しつつ人生に活かすことに意味があり

それが、僕が速読をしている理由です。

 

僕が目指すのは、単に本が速く読めるようになっただけの速読で

薄い読書をするような人間ではなく、

 

本から最大限の学びを吸収しながら、知識を操り、自分の魅力を高めて、

圧倒的スピードで成長していける人間です。

 

だから、本を速く読めるようになることはあくまでも通過点に過ぎません。

 

知的好奇心のままに本を読み、

それぞれが夢や目標を叶えて人生を拡大していける世界を

一緒に目指していきたいと思います。

速読で知識を操りながら人生の拡大を目指す、神山ケイの理念

 

僕がどのように速読に取り組み、

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