書評

サンテグジュペリ作「星の王子さま」を読んで学んだ2つのこと

どうも、神山ケイです。

 

この間、星の王子様という本を読んでみました。

かなり良い本だったし、考えさせられることが多かったので

今回書評を書いていきたいと思います。

 

タイトルからすると、ただの物語とか小説なんかに思えるし

大人が読まなくても良いんじゃない?と最初は感じると思います。

 

しかし、実際に読んでみると子供はもちろんのこと、

大人にも学びになることがあったし

何より、子供、学生、主婦、など世界中のあらゆる人達に

読み継がれている名作です。

 

普段は職業柄、ビジネス書とか新書とかが多くて

最近は、小説とか物語とかは読んでいなかったのですが、

「星の王子さま」は、そんな僕でも知っているくらいだったし

読んでみると物語が面白いので、あっという間に読み終わってしまいました。

 

主人公の成長と共に、子供は楽しみながら、大人も学べるような作品です。

 

サン=テグジュペリってどんな人?

 

まず作者のサン・テグジュペリさんは、

第2次世界大戦にも駆り出された優秀なパイロットでもあり

その忙しい業務の傍ら、小説家として作品を書いていました。

 

自身のパイロットとしての経験を作品にしたことで

根強いファンが生まれて、戦争の際には敵軍にもファンがおり

彼とは戦いたくない、と言わしめたほどの人物です。

 

星の王子さまは、彼がサハラ砂漠に不時着して

一時は死を覚悟しましたが、3日後にエジプトのカイロに歩いて生還した経験を

物語にしていると言われています。

 

その後アメリカに亡命しながらも、パイロットとして活躍し、

最後は地中海の上空で突然行方不明となり、一生を終えました。

 

星の王子様のあらすじ

 

サンテグジュペリの経験が元になっている、星の王子さまは

主人公の「ぼく」がサハラ砂漠に不時着するところから物語がスタートします。

 

1週間分の水しかないのに、目の前に広がっているのは砂漠の景色だけ。

あまりの環境に途方に暮れている時に、1人の少年と出会います。

 

その少年は違う星からきたようで、自分の星と飛び出して

今までのいろんな星をめぐりながら冒険してきたと言います。

少年は、数々の星を訪れていく中で、

どんな人がいたのか?そこでどう感じたのか?を、ぼくに熱心に話してくれました。

 

さらに砂漠の中で、ヘビやキツネと出会い、仲良くなりながら

少年とぼくは、成長していきます。

 

そして、ある日ぼくの飛行機が奇跡的に修理に成功して

少年とぼくはお別れを伝えないといけなくなる・・・・というあらすじです。

 

星の王子様から学べること:固定観念や常識に囚われるな

 

この物語で学べることの1つ目は、固定観念や常識に囚われないこと。

ぼくが少年(星の王子さま)から数々の星を冒険した話を聞く時には、

あらゆる人たちが出てきます。

 

・自分の権威を守ることしか考えていない王様

・大物気取りの自惚れ屋

・恥ずかしさをなくすためにひたすら酒を飲む男

・自分を有能だと思って、ひたすら星ばかり数える人

・ガス灯を守る点灯人

・机から一切動こうとしない地理学者

 

もう、変人ばかりです。笑

 

僕が感じた彼らの共通点は、「狭い視野や考えに凝り固まっていること」

彼らにとっては自分の小さな小さな星こそが全てなので

それ以外の世界には目も向けようとしません。

 

大人になって自分に自信があるのか、自分こそが正しい!とみんな

信じ切ってしまっていました。

 

これってなんだか残念で仕方ないと感じたし、

もっと世界は広いし、様々な生き方だってあるはずです。

 

働き方に関して考えれば、サラリーマンの人もいれば

自分で事業を起こしてフリーランスで働く人もいるし、

ほとんど働いていないのに、大金を稼ぐ人もいれば

1日中働きまくって、ほんの少しの給料しかもらえない人もいるわけです。

 

そして、歳を重ねるにつれて、価値観は凝り固まっていき

自分の常識のなかでしか考えられなくなっていきます。

 

例えば、僕が高校生まで過ごしていたときは、学校こそが人生の全てでした。

クラスの人間や先生、親、部活の人たち、くらいしか見えていなかったし、

学校でいかにうまく過ごすかばかり考えていたように思います。

 

学校のテストでいい点を取ることを頑張っていたし

部活で成績を残すことばかり考えていました。

 

しかし、大学生とか社会人になると、見える世界の幅は大きく変わっていきます。

学校だけでなく、バイト先の人たち、先輩後輩、OBやOG、

上司や後輩、同僚、取引先、などなど、

いろんな人達に出会ながら、良くも悪くも自分の価値観が作られていきます。

 

そして、僕の価値観を広げてくれたのは、間違いなく読書でした。

 

学生時代に読書に出会わなければ、

自分のことしか考えられずに、余裕もなくて思考も浅く、

他の人がないを考えているのか?に思いをはせることができないような

もっと凝り固まった思考と価値観で生きる、残念な人になっていたでしょう。

 

僕らが本を読むべき理由は

「自分の価値観を広げて、成長していくこと」にあると思っています。

 

僕もまだ20代ですが、人生の比較的若い段階で読書の素晴らしさに気付けたのは

これから続く長い人生での大きな財産になると確信しています。

 

 

星の王子様から学べること:大切なものは目に見えない

 

そして、もう一つ学べることがあってそれは、

「大切なことや物や目に見えないこと」

星の王子さまが星に帰るときに「ぼく」に伝えた言葉です。

 

この世の中には大きく分けて、「無形のモノ」「有形のモノ」があります。

「有形のモノ」とは、車や服、靴、絵画、家、ケータイなどの形のあるもの、

「無形のモノ」とは、知識や経験、思考、知恵、人脈、勇気、友情、などの形のないモノです。

 

そして大事なことは、有形から無形には変換できないけど

無形から有形を生み出すことができるということ。

 

僕ら人間は多くの人が、どうしても形のあるものに価値を感じてしまいます。

例えば、人であれば学歴とか資格とかで判断しがちだし、

目先のお金に囚われてしまいがちです。

 

学歴も確かに大事だし、資格が必要になることもあるだろうし

いますぐにお金を稼ぐことも大事ですが、

長い目で見てみると、

無形のものに自分の時間、お金、労力をかけた方が豊かになるのは間違いないです。

 

お金持ちに読書の習慣があるのは、知識や経験、思考こそが

自分を豊かにしてくれるし、お金を生み出してくれているからだと

自らの経験を通してわかっているからです。

 

僕も読書を始めてから、仕事や自分のビジネスもうまくいくようになり、

人間関係も恋愛もガラリと人が変わっていきました。

 

「もっとこうした方がいいんじゃないか?」

「こうすれば絶対にうまくいく!」といったアイデアも出てくるようになったし

発言力も以前とは比べ物にならないほどに上がりました。

 

今では相手が関心を持って話を聞いてくれるので、

僕も自信を持って話すことができるようになりました。

 

知識があるから、考えることができるし、

迷いなく行動できるし、成果だって人一倍出すことができます。

 

有形のものは時間が立つごとに価値を失っていきますが、

自分の価値観や知識、思考、経験は失うこともないし盗まれることもないです。

 

だから、これからも知識や思考、経験などの無形のモノを大事にしたいし

読書によってそれを成し遂げていきたいと感じました。

 

まとめ

 

今回はサン・テグジュペリ作の「星の王子さま」の書評をしていきました。

僕が学んだことは、

・自分の価値観や常識に囚われないこと

・大切なもの、大事にするべきものは無形の物

でした。

 

物語としても面白いし、感動できるような作品です。

人生で一度は読んで方がいいし、大人でも学べることが多いので

ぜひ手に取って読んでみてください。

 

速読で知識を操りながら人生を拡大しませんか?

僕は、「速読を通じて魅力を高め、人生を拡大する」

という理念を掲げて、それを体現する様子を綴っています。

 

もともと僕は小さい頃から本をほとんど読んだことがなく、知識も教養もほぼゼロ。


情報源はまとめサイトやテレビで流れている情報だけで

周りには「教養がない」「常識がない」というレッテルを貼られ続けていました。

 

「なんとかしないといけない・・・」

その一心で学び始めたのが、速読でした。

 

速読を学んだことで読書をするようになり、

こんな僕でも、たくさんの本を読むことを通して、

 

多くの価値観に触れることができたし、

今では、その経験を活かして情報発信をしています。

 

単に速く読むだけの速読には意味はなく、

読書の効果を最大化しつつ人生に活かすことに意味があり

それが、僕が速読をしている理由です。

 

僕が目指すのは、単に本が速く読めるようになっただけの速読で

薄い読書をするような人間ではなく、

 

本から最大限の学びを吸収しながら、知識を操り、自分の魅力を高めて、

圧倒的スピードで成長していける人間です。

 

だから、本を速く読めるようになることはあくまでも通過点に過ぎません。

 

知的好奇心のままに本を読み、

それぞれが夢や目標を叶えて人生を拡大していける世界を

一緒に目指していきたいと思います。

速読で知識を操りながら人生の拡大を目指す、神山ケイの理念

 

僕がどのように速読に取り組み、

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