書評

頭の良さの正体がわかる「地頭力を鍛える」のレビュー

どうも、神山ケイです。

今回は「地頭力を鍛える」という本を読んだので

レビューを書いていきたいと思います。

 

僕は地頭力と聞くと、生まれつきだったり、

才能による部分が大きいと思っていましたが、

この本では、後天的にでも地頭力は鍛えられる!頭は良くなる!という話をしています。

 

そもそも頭のよさとは何か?頭を良くするためにはどうしたら良いのか?

といったことを丁寧に解説してくれています。

 

・頭をよくして、言葉にキレのある人になりたい

・ビジネスなんかで通用する思考を手に入れたい

・もっとアイデアを出したり、思考が深い人間になりたい

という人にはオススメの本です。

 

 

「頭の良さ」の正体と構成要素

 

そもそも、「頭の良さ」とは何か?を考えていくのですが、

本書では頭の良さは3つのタイプに分かれています。

・知識が豊富な、物知りタイプ(クイズ王、雑学王)

・対人能力が高い、機転が利くタイプ(コメディアン、司会者)

・思考力が高い、地頭力が高いタイプ(数学者、将棋棋士)

 

この中で、地頭力が高いと言われるのは、数学者やプロ将棋棋士などの

考える力が高い人のことで

これからの時代で最も価値が高いとされています。

 

逆に今までは、知識が豊富でなんでも知っているような物知りタイプが

学校教育では優秀とされてきましたが、

Googleなどの検索エンジンが出てきたことによって価値は下がりつつあります。

 

さらに、日本人は周りに合わせる、空気を読むと言った

対人関係の能力が高い人が多いので、ここでの差別化は難しいと思います。

 

そこで、大事になってくるのが、思考力の高い人材です。

 

インターネットが発達したことによって、

すぐにでも調べられる時代になったので、情報をただ知っているだけでは

ほとんど意味がありません。

持っている知識や情報、経験を使って問題を解決していく力を持つ人は

今後活躍していくと語られています。

 

 

地頭力を支える3大要素

 

本書では、地頭力をいくつかの要素に分けることができると語られています。

  • 知的好奇心
  • 論理的思考力
  • 直観力
  • フレームワーク思考
  • 仮説思考
  • 抽象化思考

そして、この中でも大きな要素を占めているのが、

全体から考えるフレームワーク思考、逆算して考える仮説思考、シンプルに考える抽象化思考の3つです。

 

一つずつ見ていくと、フレームワーク思考とは、

全体を俯瞰して思考の枠に縛られないようにする考え方のことで、

「マクロから考える」「鳥の目で見る」「木ではなく森を見ろ」

と言った言葉でもよく使われています。

 

要は、思考が堂々巡りをしたり、漏れが出ないように

一歩引いて考えてみることです。

 

仮説思考とは、今持っている情報だけで最も可能性の高い結論を想定することで、

情報を全部集めてから、考えるのではなく

一通り集めてから仮説を立てて、そこに向かって情報を集めていく思考法です。

 

決めるのはあくまでも仮説なので、間違っていたら修正を加えていけば良いし、

ここで大事なのはスピード感を持って課題に取り組むことです。

見切り発車でも良いから動きながら考えることであり、

これができるようになると、圧倒的に速く問題解決をすることができます。

 

 

そして、シンプルに考える抽象化思考とは、物事の本質を求めていく思考法で、

具体的には、「なぜ?」を繰り返していきながら根本的な問題を見つけていくことを指します。

 

よく、コンサルタントの人は「なぜ?を5回繰り返せ」と言うのですが、

これは自然と、問題を深く掘り下げていくことができるからです。

 

 

地頭力を鍛える方法

 

地頭力がなんなのかはわかったけれど、実際にどう鍛えたら良いの?を

次に考えていきます。

 

フェルミ推定をやる

 

これは地頭力を鍛えるでも深く解説されている王道の方法です。

本書以外にもたくさんのフェルミ推定に関する書籍が並んでいるので、

実際に問題を解いてみるのが良いと思います。

 

僕は、「現役東大生が書いた地頭力を鍛えるフェルミ推定ノート」という本を持っていますが、

フェルミ推定が丁寧に解説されているし、

私生活でも活用できるので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

 

街中のカフェやお店に自分がコンサルしたら?と考える

 

これは僕も良くやるのですが、自分がコンサルタントになったつもりで

「このお店の売り上げを上げるためにはどうしたら良いのか?」

「なんでこの店には行列ができるけど、こっちのお店には行列がないのか?」

などを思考実験する方法です。

 

外食で何か食べている時には、できるだけ考えるようにしているのですが、

準備物はいらないし、すごく簡単に地頭力を鍛えることができるのでオススメです。

 

たまに、食事中に友達の議論したりすることもあります。

 

 

まとめ:考える力を最大限に活かすために

 

今回は、地頭力を鍛えるの書評をしていきました。

地頭力とは、たくさんの情報の中から必要な情報を選び出して思考する、

いわば料理をする力です。

 

ただ、どんなに素晴らしい料理人でも

素材の質や味が低いと美味しい料理を作ることはできません。

 

本書では、物知りの価値は下がっている、という言葉ありますが、

やっぱり質の高い知識や情報は大事だし、

人類のこれまでの歴史の中で情報がものすごく重宝されてきました。

 

狩りをする時代には、どこにどんな動物がいるのか?

農業をする時代には、どんな作物がこの土地にあっているのか?

争いがあった時代には、どの武器が有効で、どんな作戦を立てれば勝てるのか?

 

全ては情報であり、知識によって豊かになれるか、そうでないかが決まってきました。

 

今の時代は、情報が溢れてしまったので思考力が必要になりましたが、

やっぱり思考するためには、良質な知識、情報が欠かせません。

 

知識や情報をどんどん取り入れながら、高い思考力で物事を考えれる人が

時代に流されずに生き残っていけるのかなと思います。

 

 

速読で知識を操りながら人生を拡大しませんか?

僕は、「速読を通じて魅力を高め、人生を拡大する」

という理念を掲げて、それを体現する様子を綴っています。

 

もともと僕は小さい頃から本をほとんど読んだことがなく、知識も教養もほぼゼロ。


情報源はまとめサイトやテレビで流れている情報だけで

周りには「教養がない」「常識がない」というレッテルを貼られ続けていました。

 

「なんとかしないといけない・・・」

その一心で学び始めたのが、速読でした。

 

速読を学んだことで読書をするようになり、

こんな僕でも、たくさんの本を読むことを通して、

 

多くの価値観に触れることができたし、

今では、その経験を活かして情報発信をしています。

 

単に速く読むだけの速読には意味はなく、

読書の効果を最大化しつつ人生に活かすことに意味があり

それが、僕が速読をしている理由です。

 

僕が目指すのは、単に本が速く読めるようになっただけの速読で

薄い読書をするような人間ではなく、

 

本から最大限の学びを吸収しながら、知識を操り、自分の魅力を高めて、

圧倒的スピードで成長していける人間です。

 

だから、本を速く読めるようになることはあくまでも通過点に過ぎません。

 

知的好奇心のままに本を読み、

それぞれが夢や目標を叶えて人生を拡大していける世界を

一緒に目指していきたいと思います。

速読で知識を操りながら人生の拡大を目指す、神山ケイの理念

 

僕がどのように速読に取り組み、

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